ロシアの兵員数、全面侵攻には「不十分」 ウクライナ外相

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ウクライナのクレバ外相/Alex Brandon /AFP/Getty Images

ウクライナのクレバ外相/Alex Brandon /AFP/Getty Images

ウクライナ・キエフ(CNN) ウクライナのクレバ外相は26日、同国に対して全面的な侵攻に乗り出そうとするに当たっては、ロシアが十分な勢力を集結させていないとの認識を示した。一方でロシアのラブロフ外相は、もし西洋諸国が「攻撃的な方針」を継続する場合、「適切な対応措置」を取ると威嚇している。

クレバ外相は首都キエフで報道陣に対し、同国のクリミア半島をロシアが併合した2014年以来、ロシアの部隊はウクライナをいつでも攻撃できる状態にあるものの、現状では全面的な侵攻を仕掛けることは出来ないと説明。

「ウクライナの国境地帯沿いおよび占領地域に集められたロシアの兵員数は大規模で、ウクライナへの直接的な脅威を引き起こしている」としつつ、「だが話しているように、この数はウクライナの国境全体に全面的な攻勢を仕掛けるには不十分だ。また彼らは、大規模で全面的な攻撃を実施するために重要となる軍事的指標およびシステムを欠いている」と語った。

また「我々は1日に100回でも侵攻が差し迫っていると発言できるが、それが地上での状況を変えるものではない」とも述べた。

ウクライナはロシアについて、計画している軍事的侵攻に先立ち、同国を不安定化させていると警鐘を鳴らしている。西洋の主要国も繰り返し、ウクライナに対してさらなる攻撃的な動きを取らないよう警告している。

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