ドイツで過去最大規模の感染拡大、首都の娯楽施設はワクチン未接種者立ち入り禁止へ

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独首都ベルリンの広場を訪れた人々=10月25日撮影/Sean Gallup/Getty Images

独首都ベルリンの広場を訪れた人々=10月25日撮影/Sean Gallup/Getty Images

(CNN) ドイツで過去最大規模の新型コロナウイルス感染拡大が続いている。首都ベルリンは15日から、ワクチン未接種者が飲食店やバー、映画館その他の娯楽施設に立ち入ることを禁止する。11日に報告された新規の症例数は5万196例に上り、4日連続で過去最多を更新した。

15日からは、屋外でも2000人以上が集まるイベントなどの会場にはワクチン未接種の大人が入場できなくなる。

アンゲラ・メルケル首相は10日、政府公式サイトに掲載した動画メッセージの中で「残念ながら、このウイルスの急激な感染拡大を防ぐには、我々の接種率では不十分だ」と述べ、国家レベルで接種率を増やすことが急務だとした。

ドイツ国民のワクチン接種完了率は66.7%。7日間の感染率は11日の集計で人口10万人あたり249.1人に増え、1週間前の154.5人から激増した。

入院者数や死者数は過去のピーク時に比べて大幅に少ない状況が続いているが、冬が近づく中でワクチン接種率の低さに対して懸念が強まっている。

イェンス・シュパーン保健相は、ドイツがワクチン未接種者の大規模なパンデミックに見舞われていると述べ、未接種者に接種を受けさせるための直接的な措置を示唆した。

ドイツのワクチン委員会は、モデルナのワクチンを接種した若者はファイザー製ワクチンを接種した場合に比べて心筋炎の症例数が多いことが分かったとして、30歳未満の人についてはファイザー製ワクチンの接種のみを勧告している。

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