中国の新ハイテク空母、22年初めにも進水の可能性 衛星画像から分析

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月に撮影された画像では003型の甲板に2つの開口部が見えている/CSIS/High Resolution/Maxar Technologies 2021

9月に撮影された画像では003型の甲板に2つの開口部が見えている/CSIS/High Resolution/Maxar Technologies 2021

CSISの中国プロジェクトの上級フェロー、マシュー・フナイオーレ氏は、003型は中国軍による「現代空母への初進出」であり「極めて大きな前進だ」と評した。

同氏によると、003型のカタパルト技術は蒸気式の段階を飛び越えて、電磁式を採用している可能性がある。米軍の空母でも新型艦以外では蒸気式を使っている。

この発艦システムがあれば、中国は早期警戒管制機、給油機など海上でさまざまな機体を展開可能になる。米議会調査局は10月の報告書で、003型の排水量は約10万トンで、同級の米空母と比肩すると指摘した。

ただ、迅速な航空機の展開を可能とするカタパルトの数や滑走路の大きさ、エレベーターの数で、003型は米空母に劣る兆候があるとフナイオーレ氏は見ている。

米空母はすべて原子力推進式だが、003型は通常動力と見られている。同氏はこれが活動範囲の制約につながるものの、「権益の多くが近海に存在する中国にとってあまり問題ではないかもしれない」としている。

「中国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]