バイデン氏救助のアフガン人通訳、家族とともに退避

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バイデン米大統領/Stefani Reynolds/Bloomberg/Getty Images

バイデン米大統領/Stefani Reynolds/Bloomberg/Getty Images

(CNN) バイデン米大統領がかつてアフガニスタンで遭難しかけた際、救助に協力したアフガン人通訳の男性が、11日までに無事退避した。

男性はアマン・ハリリ氏。イスラム主義勢力タリバンによるアフガン政権掌握を受けて出国を希望し、「モハメド」の名でバイデン氏に助けを求めていた。

退避のニュースは米紙ウォールストリート・ジャーナルが最初に伝えた。事情に詳しい関係者が11日早朝、CNNに語ったところによると、アフガンからの退避を支援する組織「ヒューマン・ファースト・コアリション」と米国務省が同氏と家族を隣国パキスタンから移動させた。

ヒューマン・ファーストはパキスタンのカーン首相やブリンケン米国務長官らの協力に感謝すると述べた。イスラマバードからはハリリ氏のほかに計200人が避難先へ向かう見込みだという。

米国務省高官もハリリ氏がアフガンを無事出国し、その後パキスタンから出たことを確認。国務省は各段階の手続きが迅速に進むよう、高官レベルで支援してきたと説明した。同氏の避難先については言及を避けたが、「私たちが手配を進めてきた」と述べた。

ハリリ氏は2008年にアフガンの山岳地帯で、バイデン氏ら米国の上院議員を乗せたヘリコプターが吹雪に遭って緊急着陸を強いられた際、救助作戦に参加した。米国がアフガン人協力者らに発給する特別移民ビザを申請していたが却下されたとして、窮状を訴えていた。

米ホワイトハウスのサキ報道官は8月末、ハリリ氏に感謝の意を表し、同氏のようにアフガンで助けを求めている協力者への支援を改めて約束していた。

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