アフガン避難民、独基地から米本土への便が再開 はしか発生で中断

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米国に向かう飛行機に乗り込む避難民=8日、独ラムシュタイン米空軍基地/Staff Sgt. Philip Bryant/US Air Force

米国に向かう飛行機に乗り込む避難民=8日、独ラムシュタイン米空軍基地/Staff Sgt. Philip Bryant/US Air Force

(CNN) 米軍は9日、アフガニスタンからの避難民を中継地の独ラムシュタイン米空軍基地から米本土へ運ぶ便の運航を再開した。

アフガンから米国入りした避難民の中に先月、はしかの感染者が複数確認されたため、欧州や中東の中継地から米国への移送は一時中断していた。

ラムシュタイン基地の報道官によると、再開第1弾の便は9日、数百人の避難民を乗せて米東部フィラデルフィアへ向かった。10日にはさらに5便の出発が予定されている。

基地に収容されている避難民約9000人の搬送が完了するまで、1日約1000人のペースで送り出すという。

同基地の司令官は、避難民の一時収容が予想より長期に及んだものの、まもなく終わりを迎える見通しだと述べた。

米疾病対策センター(CDC)ははしか感染が見つかったことを受け、避難民全員がはしかを含む混合ワクチン(MMR)と水ぼうそうワクチンを接種して、21日間の待機期間が満了するまでの間、移送を停止するよう勧告していた。

米国内の軍施設に一時滞在していた4万9000人あまりと、中継地の避難民全員が接種を受けている。

ラムシュタイン基地は主要な中継地のひとつとして、当初は渡米前の避難民を10日間だけ収容することになっていた。

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