ハイチ地震の死者1400人超 被災地に熱帯低気圧が接近中

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ハイチ地震、CNN記者による被災地からの現地リポート

ポルトープランス(CNN) カリブ海の島国ハイチで14日に起きた地震による死者は、16日までに1400人を超えた。被災地には熱帯低気圧が接近し、17日にかけて局地的な大雨が予想されている。

当局がこれまでに確認した死者は少なくとも1419人、負傷者は6900人。捜索救助作業が進むにつれて、死傷者数は今後さらに増える恐れがある。

被災地では住宅数万棟が破壊され、道路の寸断で必要物資の運搬が滞っている。

南西部の都市レカイとジェレミーを結ぶ道路では余震と土砂崩れで被害がさらに拡大するなか、復旧作業が続いている。

病院は負傷者の対応に追われている/Richard Pierrin/Getty Images
病院は負傷者の対応に追われている/Richard Pierrin/Getty Images

被災者の多くは野外で夜を明かす生活を強いられているが、熱帯低気圧はハイチとドミニカ共和国が分け合うイスパニョーラ島の南岸に接近中。雨量は一部で380ミリに及ぶと予想され、洪水や土砂崩れによる状況の悪化が懸念される。

アンリ首相は16日のツイートで救助作業を加速させると表明したが、現地のボランティア要員らは政府による対応の遅れに不満を募らせている。

米国防総省の報道官が16日に語ったところによると、米南方軍が現地にチームを派遣したほか、海軍も無人、有人の航空機を提供し、被害状況の把握に協力している。

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