台湾交通相、列車事故受け辞意を表明

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記者団の前に立つ台湾の林佳龍交通部長(交通相)/Jose Lopes Amaral/NurPhoto/Shutterstock

記者団の前に立つ台湾の林佳龍交通部長(交通相)/Jose Lopes Amaral/NurPhoto/Shutterstock

(CNN) 台湾の林佳龍交通部長(交通相)が辞意を表明したことがわかった。台湾中央通信(CNA)が伝えた。台湾では2日に列車事故が発生し、多数の死傷者が出ていた。

CNAによれば、林氏は4日、電話で、蘇貞昌(スーチェンチャン)行政院長(首相)に対して、列車事故の責任を取って退任したいと辞意を伝えた。

内閣の広報担当は記者団に対し、首相は林氏に説明責任を果たすよう伝えたが、辞任については協議しなかったと述べた。

台湾東部で2日午前、490人を乗せた列車がトンネルで脱線した。複数の車両がトンネルの壁に激突し、少なくとも200人が負傷した。

消防当局によれば、死者の中には列車の運転手も含まれる。

あるカップルはCNAの取材に対し、先祖の墓参りに行く途中だったと述べた。列車は満員で多くの人たちが立っていたという。事故が起きたのは先祖を供養する「清明節」連休の初日だった。

蔡英文(ツァイインウェン)総統は2日、今回の事故を受けて、政府は乗客の安全を確保するためにできることは引き続きすべて行っていくと述べた。事故を受けて、近隣諸国の指導者からは弔意と支援の意思が伝えられている。

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