王族メンバーら拘束、ハムザ王子に「活動停止」要請 ヨルダン

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ヨルダン元財務相のバセム・アワダラ氏=2005年/Roslan Rahman/AFP/Getty Images

ヨルダン元財務相のバセム・アワダラ氏=2005年/Roslan Rahman/AFP/Getty Images

(CNN) ヨルダンで3日、王族のメンバー1人と王立裁判所の元長官が「治安上の理由」により拘束されたことがわかった。国営ペトラ通信が報じた。

ペトラ通信によると、拘束されたのはアブドラ国王の遠縁にあたるハッサン・ビンザイド氏と、王立裁判所のトップを務めていたバセム・アワダラ氏。

ビンザイド氏の兄弟、アリ・ビンザイド氏は2010年、アフガニスタン東部ホスト州の米中央情報局(CIA)基地で起きた自爆テロで死亡していた。

同通信は2人の拘束をめぐる詳細に言及せず、捜査継続中と伝えている。

またアブドラ国王の異母弟、ハムザ王子が拘束されたとも伝えられたが、ヨルダン軍制服組トップのフネイティ統合参謀本部議長は同通信とのインタビューでこれを否定した。

フネイティ氏はそのうえで、ハムザ王子がヨルダンの治安を脅かす可能性のある行動や活動をやめるよう求められたと指摘。当局が続けている捜査の結果は今後、全て公表されると述べた。あらゆる措置は徹底した捜査に基づき、法の枠内で実行されているとも強調した。

サウジアラビアは3日、アブドラ国王が治安維持のために下した判断を支持するとの声明を出した。

米国務省の報道官もアブドラ国王への支持を表明した。

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