インド軍、国境地帯で中国兵を拘束

中印国境付近に向けて増援や物資補給に向かうインド軍の車両=2020年9月2日/Yawar Nazir/Getty Images

中印国境付近に向けて増援や物資補給に向かうインド軍の車両=2020年9月2日/Yawar Nazir/Getty Images

ニューデリー(CNN) インド軍は、中国との事実上の国境に当たる実効支配線(LAC)のインド側で、8日に中国の兵士1人を拘束したと発表した。

発表によると、中国兵はパンゴン湖の南側でLACを越えてインドのラダック地域に入り、インドの部隊に拘束された。中国兵がLACを越えた理由については調査中としている。

パンゴン湖はインドと中国、パキスタンが国境を争うカシミール地方の海抜約4267メートルの地点にあり、インドのラダックと中国のチベット自治区にまたがっている。

昨年6月にはインド軍と中国軍の間で衝突が起き、インド兵少なくとも20人が死亡。これを受けて双方がLAC周辺に部隊を配備していた。

対立がエスカレートする中で、中国とインドは9月、同地へのそれ以上の部隊派遣を停止することで合意した。

共同声明によると、誤解や事態を複雑化する行動を避けるため現場レベルのコミュニケーションを強化することや、現状を変更するような一方的な行為をしないことで合意に至った。

インドと中国はヒマラヤ地域で3379キロにわたり国境を接し、境界付近の土地を互いの領土として主張している。LACは1962年の中印国境紛争以降に地図上に現れたが、両国はその正確な位置で一致を見ず、また互いに越境や領土拡張の試みを行ったとして非難する状況が続く。

両国は1996年に危険な軍事行動を避けるため、LACから2キロ以内では発砲しないとの合意に署名している。

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