韓国、初めての「人口減少」 死者数が出生数を上回る

韓国で去年の死者数が出生数を上回り、人口減少となったことがわかった/Shutterstock

韓国で去年の死者数が出生数を上回り、人口減少となったことがわかった/Shutterstock

(CNN) 韓国は2020年、初めて死者数が出生数を上回り、人口減少となった。低下する出生率を回復させる取り組みを求める声が出ている。行政安全省が国勢調査のデータを発表した。

韓国は何年にもわたり、拡大する人口危機に苦慮している。1人の女性が一生の間に産む子どもの平均数を示す出生率は繰り返し、過去最低の水準を記録しており、韓国の出生率は世界的にみても最低の水準にある。一方で韓国の人口は高齢化しており人口減少に向かっていた。

しかし、今回発表された2020年の数字はさらに警戒すべきものだった。

2020年の出生数は27万5815人と過去最低を記録したが、死者数は30万7764人と前年比で3.1%増加した。死者数が出生数を上回ったのは韓国では初めてだった。

社会の高齢化も急速に進んでいる。人口のうち40代と50代が占める割合は32.7%で、60歳以上の割合も4分の1近くとなった。

今回の発表には死因は新型コロナウイルスがどの程度影響したのかについては触れられていない。米ジョンズ・ホプキンス大学によれば、韓国ではこれまでに新型コロナウイルスで981人が死亡している。

しかし、専門家からは、新型コロナウイルス関連の死者の多さや、新型コロナウイルスの流行によって子どもを持つことに後ろ向きになるカップルが出る可能性があることなどから、新型コロナウイルスが出生数や死者数に影響を及ぼす可能性が指摘されていた。

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