英裁判所、アサンジ被告の米国身柄引き渡し要請を却下

ジュリアン・アサンジ被告。米国による被告の身柄引き渡し要請は退けられた/Daniel Leal-Olivas/AFP/Getty Images

ジュリアン・アサンジ被告。米国による被告の身柄引き渡し要請は退けられた/Daniel Leal-Olivas/AFP/Getty Images

ロンドン(CNN) 英裁判所は4日、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ被告について、米国からの身柄引き渡し要請を退ける判決を下した。被告自身の精神衛生上の理由から、そうした移動は「耐え難い」ものになる恐れがあるとした。

オーストラリア出身で49歳のアサンジ被告は、米国の諜報(ちょうほう)活動取締法に基づき起訴されている。軍事や外交の機密情報の公開に関与した罪によるとされる。

バネッサ・バライスター判事は判決の中で「身柄引き渡しは耐え難いものになる恐れがあると判断し、被告の釈放を命じる」と述べた。

身柄引き渡しが行われた場合も「公正な裁判」は受けられるとの認識を示しつつ、同判事はアサンジ被告が対象となる公算の大きい「特別な行政措置」について、被告の精神衛生にとってつらく、悪い影響を及ぼすものになると指摘した。

同判事によればアサンジ被告は、ロンドンで勾留されている間も「依然として重度もしくは中程度の臨床的うつ状態」にあり、現状で自殺のリスクがあるとみられている。米国での勾留で一段と隔離された状況に置かれれば、そうしたリスクは増す可能性があるという。

裁判所前には大勢の支援者が詰めかけ、身柄引き渡し要請が却下されたとの知らせに沸き返った。アサンジ被告の解放を求める叫び声も上がった。

裁判所の判断を受け沸き返る支援者=4日/DANIEL LEAL-OLIVAS/AFP/Getty Images
裁判所の判断を受け沸き返る支援者=4日/DANIEL LEAL-OLIVAS/AFP/Getty Images

米国側は判決に対して上訴するとしており、手続きを行う間アサンジ被告を再勾留するよう要請した。

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