1日4千人がエチオピアからスーダンに避難、人道危機的状況に

キャンプの小屋に座るエチオピアの難民ら=16日、スーダン東部ガダーレフ州/EBRAHIM HAMID/AFP/Getty Images

キャンプの小屋に座るエチオピアの難民ら=16日、スーダン東部ガダーレフ州/EBRAHIM HAMID/AFP/Getty Images

(CNN) 東アフリカのエチオピア北部ティグレ州で暴力が激化して、数千人の難民が隣国スーダンに流入し続けている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は17日、全面的な人道危機が展開されていると指摘した。

UNHCRによると、今月10日以来、毎日平均で4000人の男女や子どもが国境を越えてスーダン東部へ避難している。スーダンへ逃れた難民は、国境沿いの3カ所の合計で2万7000人を超えた。

スイス・ジュネーブで記者会見したUNHCRの報道官は「紛争を逃れた難民が、長旅で疲れ切って所持品もほとんど持たない状態で到着し続けている」と述べ、関係機関と連携してスーダン政府の対応を支援し、需要が増大し続ける国境地帯で人道支援を強化すると表明した。

エチオピアのアビー首相は今月4日、ティグレ州の与党ティグレ人民解放戦線(TPLF)が連邦政府軍を攻撃しているとして、同地で軍事作戦を開始。TPLFとの「戦争」を宣言して空爆を行っている。

隣国スーダンでは1日に何千人もの難民が流入し続ける中、UNHCRが衛生状態への懸念を強めている。

別の人道支援団体も毛布やマットなどの救援物資を配り、世界食糧計画(WFP)は食料を提供。イスラム支援団体は温かい食事を配っている。

ティグレ州は電気も通信手段もなく、燃料や現金も調達できないことから人道支援活動が妨げられ、同地に対する攻撃についての情報は確認が難しい状態にある。

国際社会からの緊張緩和を求める声は届かず、アフリカ諸国からは地域の安定を懸念する声が出始めている。

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