コロナ禍で外国滞留2万6千人、帰国枠拡大へ 豪州

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モリソン豪首相。コロナ禍で国外に滞留している国民の受け入れ枠拡大を発表した/Lisa Maree Williams/Getty Images

モリソン豪首相。コロナ禍で国外に滞留している国民の受け入れ枠拡大を発表した/Lisa Maree Williams/Getty Images

(CNN) オーストラリアのモリソン首相は23日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限で海外で立ち往生を続けている同国国民の帰国の受け入れ枠を拡大すると発表した。

首都キャンベラで記者会見した同首相によると、外国で足止めを食い、帰国の方途を模索している豪州国民は現在2万6000人。

同国の新型コロナ対策に絡む国境管理は世界でも最も厳格な1つともされる。帰国が許されるのは国籍保持者だけで、今年7月に母国に戻ったのは週間単位で約4000人だった。

帰国後は各州の施設で2週間の隔離が義務づけられ、必要な経費の3000豪州ドル(約22万5000円)も自己負担となる。

新たな上限設定により来月からは西部パースで毎週140人の追加帰国を容認。クイーンズランド州では毎週150人、南部のアデレード市では2週間で100人を新たに受け入れる。

モリソン氏はまた、クリスマスの時期までに社会活動の再開を目指していると説明。州や領土の間の自由な往来を再度実現させることを想定しているとみられる。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、豪州国内の累計感染者数は日本時間24日午後の段階で2万7499人、犠牲者は905人となっている。

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