中国の核弾頭数、今後10年で2倍以上に 米国防総省報告書

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行進する人民解放軍の兵士=2019年10月1日、天安門広場/Andrea Verdelli/Getty Images AsiaPac/Getty Images

行進する人民解放軍の兵士=2019年10月1日、天安門広場/Andrea Verdelli/Getty Images AsiaPac/Getty Images

2019年の中国の国防予算は1740億ドル(約18兆円)。これに対して米国は約6850億ドルだった。しかし報告書によると、中国政府が公表している国防予算では、研究開発費や外国兵器の調達といった重大な出費が除かれているといい、「中国の実際の軍事関連支出は2000億ドルを大幅に上回る可能性がある」としている。

一方、日本の防衛費は2019年予算で540億ドル、韓国は400億ドル、台湾は109億ドル程度だった。

中国軍は、まだ一部で旧式の装備を使っている歩兵部隊もあると報告書は指摘する。しかし米国が特に憂慮しているのは、台湾が正式に独立を目指そうとした場合に備え、中国が台湾侵攻を目的とした軍事力の近代化を図っていることだ。

中国は、ミャンマー、タイ、シンガポール、インドネシア、パキスタン、スリランカ、アラブ首長国連邦、ケニア、セイシェル、タンザニア、アンゴラ、タジキスタンに軍事物流拠点を置くことを検討しているらしいと報告書は推測し、カンボジアの海軍基地を中国海軍に使用させる協定に署名したことを、両国は公には否定していると言い添えた。

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