欧州でも新型コロナの流行が再燃 英首相、「第2波」に言及

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一方、英国のジョンソン首相は28日、スペインからの帰国者に2週間の隔離を義務付けた措置について質問され、欧州では流行の第2波の兆候が見え始めているとの認識を示した。27日の新規の症例数は685例で、ここ数週間は横ばいで推移している。

スペイン保健省の統計によると、1日当たりの新規の症例数は6月の間は大部分で400例を下回ったが、27日には新たに855例が確認された。

感染者の増加は、夏季休暇を取る人の動きと関係している。ドイツやフランスは、米国などのリスクが高い国から到着した乗客に対し、14日間の隔離義務付けに加えて、検査を受けさせる計画を発表した。

フランスでも1日当たりの新規の症例数は、5月11日にロックダウンが解除された時と同じレベルに戻りつつある。ベラン保健相は、まだパンデミックの第2波ではないと強調する一方で、症例数の急増に対して警戒感を示した。

症状が少ない40歳以下の層で新たな集団感染が発生している日本と同様に、フランスでも以前より感染者の年齢が下がっているとベラン氏は指摘、若者に対して警戒を続けるよう促している。

フランスのカステックス首相は25日、全土のロックダウンによる悪影響は避けたい意向だと述べ、ドイツや英国などと同様に、地域ごとの制限で対応する方針を示した。

一方、ベルギーは感染者数の増加を受け、全土で8月末まで規制を強化している。

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