ウイルス対策は「ホッケーとウオツカ」 危機感薄いベラルーシ

スポーツの試合も予定通り、新型コロナ危機に楽観的なベラルーシ

モスクワ(CNN) 新型コロナウイルス感染拡大で世界各国が国境封鎖や行動制限に乗り出すなか、旧ソ連構成国のベラルーシでは通常の生活が続き、ルカシェンコ大統領は「ホッケーとウオツカ、サウナ」が一番の薬だと主張している。

ベラルーシではレストランや公園、バーが閉鎖されることもなく、スポーツの試合には多くの観客が集まる。欧州サッカー界でプロリーグの試合が軒並み中止に追い込まれるなかで、同国のプレミアリーグだけは継続中だ。

ルカシェンコ氏自身も公の場に堂々と登場し、28日にはアイスホッケーの試合に出場。国営テレビのインタビューで「ひざまずいて生きるより立ったまま死ぬほうがいい」と言い放ち、「スポーツは最高。特に氷は実に効き目のある抗ウイルス剤だ」と説いた。

国内でこれまでに報告された感染者は94人、死者はゼロ。この数字を疑問視し、今年予定されている大統領選を前に当局が事実をごまかしているとみる声もある。

ルカシェンコ氏はさらに専門家から聞いた話として、「新型ウイルスは高温が苦手で摂氏60度になると死ぬ」と語り、国民にサウナを推奨。その後は消毒剤代わりにウオツカを飲めばいいなどと話している。

高温で新型ウイルス感染を防げるのかどうか、はっきりした証拠はないというのが専門家の見解だ。

隣接するロシア、ウクライナ、ポーランド、リトアニア、ラトビアは全て国境封鎖に踏み切ったが、ベラルーシはこれまで、入国者に2週間の隔離を命じたのみ。

ルカシェンコ氏はあくまで経済重視との立場から、トランプ米大統領が少し前、「ウイルス自体よりも失業による死者がはるかに多くなる」と懸念した発言に共感を示している。

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