皇居で「大嘗祭」の儀式、五穀豊穣祈る

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大嘗祭の舞台として建設された大嘗宮/Kyodo News/Kyodo News Stills/Kyodo News via Getty Images

大嘗祭の舞台として建設された大嘗宮/Kyodo News/Kyodo News Stills/Kyodo News via Getty Images

(CNN) 天皇陛下の即位に伴い、五穀豊穣(ごこくほうじょう)と国民の安寧を祈る儀式「大嘗祭(だいじょうさい)」が、14日夜から15日未明にかけて皇居で行われた。

この中で陛下は、あらかじめ選ばれた「斎田(さいでん)」で収穫された米などを天照大神(あまてらすおおみかみ)と神々に供え、自らも同じものを口にされたという。

大嘗祭の準備は数カ月をかけて行われ、今年の斎田には栃木県と京都府の田がそれぞれ選ばれていた。

日本の研究に携わり、大嘗祭についての論文も執筆しているジョン・ブリーン氏は「大嘗祭を通じて、天皇は普通の人間から君主へと変化を遂げる。その権力は地上の世界と天上の世界の両方に及ぶ」「大嘗祭は一代に一度だけ行う重要な儀式だ。なぜならその中で、天皇は天照大神と最も密接な形でかかわるからだ」と述べた。

同氏によれば、大嘗祭の舞台として建設された大嘗宮は、儀式の後解体される。

大嘗祭に関しては、日本国憲法で定めた政教分離の原則に反するとの見方や、1晩の儀式で27億円の費用が掛かる点などに批判の声も上がっている。

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