ゴーブ環境相、過去のコカイン使用認める メイ首相の有力後継候補
ロンドン(CNN) マイケル・ゴーブ環境・食料・農村相は10日までに、過去にコカインを使用したことがあると認めた。英国では先ごろメイ首相が保守党の党首を辞任しており、ゴーブ氏はメイ首相の有力後継候補のひとりとみられている。
英政界では過去2カ月にわたり、閣僚らが過去の薬物使用について公にしていた。欧州連合(EU)離脱担当相を務めたドミニク・ラーブ氏は娯楽用の大麻の使用を認めた。ジェレミー・ハント外相はかつてインドでマリフアナ入りの飲料を口にしたという。
ゴーブ氏によれば、約20年前の「若いジャーナリスト」の時代に、複数回コカインを使用した。コカインの使用は「失敗」で、深く後悔しているという。
ゴーブ氏のコカイン使用は同氏の半生に関する新著によって明らかになっていた。
ゴーブ氏はBBCの番組で、過去のコカイン使用とそれが犯罪だと知っていたかと問われ、「はい、犯罪だった。失敗だった。深く後悔している」と述べた。刑務所に入らなかったのは「幸運」だったとし、「常習」については否定した。