バングラ総選挙で与党大勝、ハシナ首相連続3期目に 衝突で死者

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ダッカの投票所に並ぶ有権者/MUNIR UZ ZAMAN/AFP/AFP/Getty Images

ダッカの投票所に並ぶ有権者/MUNIR UZ ZAMAN/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) バングラデシュで30日、総選挙の投票が行われ、選挙管理委員会は31日、連続3期目を目指したハシナ首相の与党アワミ連盟(AL)が勝利したと発表した。ただ、与野党支持者の衝突で死者が出たほか、野党側は不正があったと主張している。

選管によると、ALは300議席中288議席を獲得する大勝を収めた。バングラデシュ民族主義党(BNP)を中心とする野党連合は7議席だった。1議席はまだ確定していない。

野党勢力は、ALが投票に不正があったと指摘。投票結果の受け入れを拒否し、再選を要求している。

ハシナ政権による人権侵害を指摘する声も出ている。30日には与野党支持者の間で衝突が派生し、警察当局によると、少なくとも15人が死亡した。

バングラデシュの選挙では近年、低い投票率や野党勢力によるボイコットが影を落としてきた。今回は衝突を未然に防ぐために各地で軍が動員されたが、南部チッタゴンだけで9人が死亡した。

ALは2009年から政権を掌握しており、前回14年1月の選挙ではボイコットの動きが出る中で圧勝した。ただ、ハシナ氏に対してはこれ以降、権威主義との批判や、メディアと野党勢力に嫌がらせを行っているとの批判が向けられている。

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