警官ら射殺容疑で3人逮捕、「牛殺し」への抗議が暴徒化 インド

インド北部で「牛殺し」への抗議が暴徒化し、警官1人を含む2人が射殺された/AFP/Getty Images

インド北部で「牛殺し」への抗議が暴徒化し、警官1人を含む2人が射殺された/AFP/Getty Images

(CNN) インド当局は5日までに、北部のウッタルプラデシュ州で警官ら2人が射殺された事件に関わったとして容疑者3人を逮捕した。事件当時、現地では牛が殺されたことに反発する住民らが大規模な抗議行動を展開。警官隊と衝突する事態になっていた。

牛の死骸が見つかったとされるのは、首都ニューデリーから約74キロ離れたウッタルプラデシュ州の都市、ブランドシャール近郊の村。インドで多数派を形成するヒンドゥー教徒は牛を神聖な動物とみなしており、同州を含むほとんどの州で牛を殺すことは禁じられている。

地元警察の幹部がCNNに語ったところによると、上記の村では3日、数百人の村人が幹線道路に大挙して押し寄せ、牛が殺されたことに対して行動を起こすよう警察に要求した。その後警官隊への投石が始まったため、「空中へ向けて発砲しなくてはならなかった」という。

それでも暴徒化に歯止めがかからず、警官1人と地元の男性1人が銃で撃たれ、死亡した。警察は事件に絡んで3人を逮捕、24人の行方を追っていると発表。特別捜査班を立ち上げて、誰が最初に暴力行為に及んだのかを突き止めるとしている。

インドでは、牛を殺されたことへの報復とみられる襲撃事件がこの2~3カ月で増加。集団による激しい暴力行為が相次いでおり、特にイスラム教徒や他の少数派が標的となるケースが多い。牛の殺害や食肉処理場への運搬、牛肉を食べるなどしたとの疑いをかけて襲うという。

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