パリで3週連続の抗議デモ、仏政府が「非常事態」に言及

フランスのデモ、またも暴徒化

パリ(CNN) フランスのパリで燃料価格の高騰に抗議するデモが3週連続で行われ、一部が暴徒化している事態について、政府報道官は2日、暴動の深刻化を防ぐため、非常事態の導入も含めて「あらゆる選択肢」を検討すると表明した。

パリでは1日、ガソリン値上げや燃料税の引き上げに抗議するデモが行われ、警察とデモ隊が衝突して400人以上が逮捕され、133人が負傷した。

内務省によると、これで3週目となる1日のデモにはフランス全土で推定3万6000人が参加した。前回の参加者は約5万3000人、その前の週は約11万3000人だった。

政府報道官は、1日のデモ参加者のうち1000~1500人は抗議運動とは無関係に、破壊や略奪のみを狙って警察と衝突したとの見方を示した。

警察が1日に公開した映像には、数人の集団が警察車両を襲撃したり、窓ガラスをたたき割ったりする様子が映っている。車が炎上する映像や、警察がデモ隊に向けて催涙ガスを噴射する映像もあった。

報道官は、カスタネール内相が非常事態に言及したと発言した。

一方、ベルベ司法省は2日の記者会見で、暴動に関与した者には司法制度にのっとって厳正に対応すると述べる一方、非常事態の可能性については「まだその段階に達したとは確信していない。ほかに選択肢はあると思う」と語った。

20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれたアルゼンチンから帰国したばかりのマクロン大統領は2日、緊急会合を開いて対応を協議した。

燃料価格の高騰に対する抗議デモは、マクロン政権に対する抗議運動に発展し、都市部のエリート層と地方の貧困層との対立も浮上している。

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