イエメンで空爆、子ども22人含む30人死亡 反体制派が発表

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イエメンで空爆、子ども22人含む30人死亡

(CNN) イエメン北西部ホディダ近郊で23日、サウジアラビア主導の連合軍による空爆があり、反体制派「フーシ」が掌握する保健省によると、子ども22人を含む30人が死亡した。

フーシが運営するメディアによれば、空爆は4家族が自宅から車両で避難しようとしていたところを直撃した。この地域では22日にも空爆があり、生き延びた家族2人によると、4人が死亡、2人が負傷したという。

生き延びた1人は今回の空爆の犠牲者について、「前の空爆で4人が死亡していたことから、子どもの命を救いたいと思って避難していた」と明かし、「我々には安全な場所はないのか」と問いかけた。

情報を提供した2人は、身の安全の心配から名前を明かしていていない。

23日の空爆はホディダから約20キロ離れた地区を襲った。国際救済委員会によると、同地区に対する22日の空爆では13人が死亡した。

同地区の住民の1人はCNNの取材に、「動くものは何でも死ぬ」と語った。この地区は戦略的要衝であるホディダに近いことから、主要な戦闘地域となっており、ここ数日は再三にわたる空爆を受けている。

ホディダはフーシが掌握しており、反体制派にとって紅海に抜ける要衝の役割を果たしている。6月以降、連合軍の後押しを受ける部隊が奪還を試みており、内戦が続くイエメンの新たな激戦地となってきた。

23日の空爆について、連合軍からのコメントは得られていない。

アラブ首長国連邦(UAE)の国営メディアによれば、この地域では23日、フーシによる弾道ミサイル攻撃もあり、連合軍の後押しを受ける政権が最近奪還した村に着弾した。子ども1人が死亡、数十人が負傷したとしている。

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