米ホワイトハウス、国務長官訪朝を「最悪」と評価か 情報筋

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ポンペオ長官の訪朝をめぐり、「最悪だった」との見方が出ている

ポンペオ長官の訪朝をめぐり、「最悪だった」との見方が出ている

(CNN) ポンペオ米国務長官による先週の北朝鮮訪問について、ホワイトハウスが「あり得る限り最悪」の展開になったと受け止めていることが12日までに分かった。事情に詳しい情報筋が明かした。ポンペオ氏の先の訪朝では、非核化協議をめぐる進展を示せていなかった。

この情報筋はCNNの取材に、「北朝鮮は時間を浪費するばかりで、事態を前進させることに真剣でなかった」と指摘。さらにポンペオ氏が北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との面会を事前に約束されていたことに触れ、会談が実現しなかったことで大きなメッセージを送る結果になったとの見方を示した。

また、米科学者連盟の上級研究員アダム・マウント氏は「今となってはこのアプローチが行き詰っているのは明白だ」と主張した。

ホワイトハウスは完全な武装解除など高い目標を見据えているが、「北朝鮮にその気がなく、そういった方向に踏み出す必要性もほとんど感じてないのは明らかだ」としている。

北朝鮮は依然、核開発計画の今後に関して明確な姿勢を示していない。ポンペオ氏自身、この点での焦燥感を和らげようと努めてきた。

11日には訪問先のブリュッセルで記者団に、今後の道のりは長く、変化が起きるかどうかは北朝鮮次第だと指摘。「これは数十年単位の課題だ」とした。

先の訪朝をめぐっては、ポンペオ氏の側は双方で進展があったと強調。一方、北朝鮮側は米国の態度を「遺憾」と評し、6月12日の米朝会談で首脳同士の間に盛り上がった機運から逸脱するものだと述べていた。

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