入港拒否の移民救助船、欧州の議員グループが船上から交渉

欧州の議員グループ、移民船に乗り込み交渉

(CNN) リビア沖で難民、移民を救助したドイツの救助船「ライフライン」が近隣のイタリア、マルタ当局に入港を拒否され、地中海で立ち往生している問題をめぐり、ドイツとポルトガル、スペインの国会議員5人が24日夜、この船に乗り込んで両国に受け入れ許可を求めた。

ライフラインを運航する同名の独NGO(非政府団体)によると、議員らは船上から4時間にわたり、イタリア、マルタ両国と交渉を続けた。

同船は21日にリビア沖で数百人の難民、移民を救助してから漂流を続け、現在はマルタから38キロの沖合で停泊中。船内の状態が悪化し、荒天も予想されるなかで、議員らは48時間以内に入港許可を得る必要があると訴えた。

独左翼党のミヒェル・ブラント議員は、船内が「耐え難い」状態に陥り、難民らは医療処置を必要としていると強調。毛布をかぶって身を寄せ合う人々の画像をツイッターに投稿した。

ドイツからは緑の党の2人も乗船し、ツイッターで船内の窮状を訴えた。スペインからも議員1人が加わった。

ポルトガル共産党のジョアン・ピメンタ・ロペス議員がフェイスブックに投稿した動画で伝えたところによると、難民らはナイジェリア、ソマリア、シエラレオネなどの出身者。大半が男性で、このうち18歳未満が77人を占めるほか、女性が14人、子どもが4人乗っているという。

イタリア新政権の難民に対する強硬姿勢を反映し、地中海では救助船が入港を拒否されて漂流するケースが相次いでいる。

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