「脱北」の北朝鮮女性12人、自分がだました 元店長が告白

飲食店の入り口。売り上げの大部分は北朝鮮政府に送られていた

飲食店の入り口。売り上げの大部分は北朝鮮政府に送られていた

NISはこの店の従業員にうそをついて韓国へ連れてくるよう指示したと許氏は主張する。そこで同氏はウエートレスたちに対して「荷物をまとめるように言い、移転する必要があるとうそをついて、数台のタクシーに乗せ、上海空港へ向かうよう運転手に指示した」。

「NISは私に対し、従業員には何も言うなと告げた。もし計画のことを知れば逃げられる可能性があり、そうなれば私は通報されて殺されるかもしれないと」

それでも従業員のうち2人には、韓国へ行く可能性があることを事前ににおわせていた。この2人を含む5人は、自らの判断で店を去ったという。

許氏とウエートレス12人は、NISが手配した航空券でマレーシアの首都クアラルンプールへ到着。韓国統一省はこの時点で、「13人の脱北者は自発的に脱北を決め、外部の助けを借りずに脱出を遂行した」と発表していた。

許氏に最初に取材した韓国のCNN系列局JTBCは、ウエートレスのうち3人の所在を突き止めてインタビューした。3人とも許氏にだまされたと訴え、1人は北朝鮮に帰りたいと話している。同局は3人の身元を明かしておらず、CNNではこの証言の信憑性を確認できていない。

「私たちは数人ずつ、車に乗せられた。韓国国旗と大使館が見え、マレーシアの韓国大使館へ向かっている時に、ものすごく恐ろしいことになったと思った」。女性の1人はJTBCにそう語っている。

女性たちは許氏に脅されたと訴えた。もし戻れば家族が殺害されると言われたので、従うことに同意したと話している。

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