欧州全土にシベリアの寒波到来、ローマや南仏でも積雪

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欧州に寒波襲来、ローマで異例の降雪

(CNN) シベリアから流れ込む寒気の影響で、欧州全土が強い寒波に見舞われている。イタリアの首都ローマでは26日、異例の積雪があり、バチカンのサンピエトロ広場で市民が雪合戦に興じる姿も見られた。

ローマの積雪はほぼ5年ぶり。英気象庁によると、この日の気温はイタリア全土で氷点下4度~氷点下8度まで下がった。学校は休校となり、交通機関はまひ状態になっている。

世界気象機関によれば、平年のローマの2月の最高気温は13度、最低気温は3.5度。

英気象庁の専門家によると、欧州がこれほどの寒波に襲われるのは2013年3月以来。北極上空の成層圏で2週間ほど前に起きた気温の急上昇に伴い、「東からの野獣」と呼ばれる強い寒波がシベリアから流れ込んで欧州全土を覆った。

寒波はスペインまで到達する見通しで、同国北部バルセロナでも積雪が予想される。

26日は地中海に浮かぶフランスのコルシカ島でも約10センチの雪が積もり、気温は氷点下2.3度まで下がった。

寒波は今週後半まで続き、3月1日ごろピークに達する見通し。

英国では日中の気温が零度前後、夜間は氷点下15度に達すると予想され、強風を伴う雪のため「所によっては北極圏のような寒さになる」と英気象庁は予想している。

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