難民船転覆し30人水死、業者が発砲の情報も イエメン沖

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難破船から救出された人たち

難破船から救出された人たち

(CNN) 国際移住機関(IOM)は26日、内戦下にあるイエメン沖合で小型船が転覆し、乗っていた難民や移民の少なくとも30人が水死したと報告した。転覆が起きた際、密航業者が銃を難民らに用いたとの情報がある。

IOMは生存者の情報として、小型船には難民らが過剰に詰め込まれ、ソマリアやエチオピア出身者の150人以上が乗っていたと説明。イエメン南部アデンからアデン湾経由でジブチへ向かっていたという。

IOMやその他の協力機関などが生存者に食料、水を与え、医療支援も行っている。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、イエメンはソマリア半島周辺諸国を意味する「アフリカの角」地域から逃れる難民や亡命希望者の主要な通過ルートになっている。イエメンに入った難民はこれまで28万人以上。海路では毎月、付き添いがいない子どもを含め約5000人がたどり着いている。

ただ、イエメンでは内戦が長引き、居住環境も急速に悪化。到着したものの拉致、金品の強奪、虐待や恣意的な拘束などの被害に直面する難民らも目立つ。

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