フジモリ元大統領に恩赦、人道的理由で ペルー

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裁判所に出廷したフジモリ元大統領=2014年、リマ

裁判所に出廷したフジモリ元大統領=2014年、リマ

(CNN) 南米ペルーの大統領府は24日、人権侵害の罪で25年の刑期を務めているペルーのフジモリ元大統領に対して恩赦を与える方針を明らかにした。「人道的な理由」による措置だという。

大統領府の声明によれば、フジモリ氏は進行性の不治の病に苦しんでいる。刑務所の状況は、同氏の生命に深刻なリスクをもたらすものだという。

フジモリ氏は1990年から2000年までペルーの大統領を務めた。09年に、市民を殺害した軍の作戦を承認したとの罪で有罪判決を受けた。

現在79歳のフジモリ氏は23日、血圧の低下と不整脈に見舞われ首都リマの病院に搬送されていた。主治医が報道陣に明らかにした。

クチンスキー大統領は24日夕、フジモリ氏のほか「同様の状況にある」7人に対しても恩赦を与えた。

フジモリ氏の娘で、クチンスキー氏と昨年の大統領選を戦ったケイコ・フジモリ氏はツイッターに「父がようやく自由の身になった」と、恩赦を喜ぶメッセージを寄せた。

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