プーチン大統領、シリアからのロシア軍撤収を指示

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先月ソチで会談した際に抱擁を交わすプーチン大統領(左)とアサド大統領

先月ソチで会談した際に抱擁を交わすプーチン大統領(左)とアサド大統領

(CNN) ロシアのプーチン大統領は11日にシリアを訪問し、ロシア軍を部分的にシリアから撤収させると表明した。

ロシア国営タス通信によると、プーチン大統領はシリアにあるロシア空軍基地で、シリアのアサド大統領およびショイグ・ロシア国防相と会談。「2年の間にロシア軍はシリア軍と共同で、国際テロリストの中で最大の殺りく集団を打ち破った」「それを勘案し、シリアに駐留するロシア軍の大部分をロシアに帰国させることを決断した」と語った。

2015年から続くシリア内戦では、プーチン大統領が一貫してアサド政権を支援。ロシアの介入に支えられ、アサド政権側が優勢を取り戻した。

一部撤収後も、シリア国内にある2つのロシア軍基地は残す計画。プーチン大統領は、「もしもテロリストが再び台頭すれば、これまで見たこともないような武力で攻撃する」と言明している。

プーチン大統領はシリアに続いてエジプトのカイロを訪れ、シシ大統領と会談した。この会談では、ロシアとエジプトを結ぶ直行便の運航を約2年ぶりに再開させると発表した。

両国間の直行便は、2015年10月にエジプトからロシアへ向かうロシアの旅客機が空中で撃墜され、搭乗者224人全員が死亡した事件以来、運航が停止されていた。

両国首脳はまた、エジプト初の原子力発電所を、首都カイロから約130キロ北西のダバアに建設する合意文書に調印した。

プーチン大統領は同日、次の訪問先のトルコで、エルドアン大統領と会談する。

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