国連軍、北朝鮮に休戦協定違反を通告 脱北の兵士は意識戻る

2017.11.22 Wed posted at 13:30 JST

[PR]

(CNN) 北朝鮮軍の男性兵士が南北を隔てる非武装地帯(DMZ)を越えて韓国へ亡命した問題で、韓国の国連軍が22日にソウルで記者会見を行い、北朝鮮の兵士らが休戦協定に違反してDMZ越しに男性を銃撃したと発表した。

記者会見で国連軍は、男性がDMZを越えて亡命した現場をとらえた監視カメラの映像を公開した。

映像には、走って境界線を越える男性に向けて、北朝鮮の複数の兵士が銃撃する様子が映っている。撃たれた男性は後に救出された。

在韓米軍のチャド・キャロル大佐によると、北朝鮮の兵士らは境界線越しに発砲しただけでなく、1人はDMZを横断した。これも1953年に調印された休戦協定違反に当たるとしている。

国連軍は北朝鮮人民軍に対し、通常の連絡手段を通じて違反を通告し、話し合いを求めた。北朝鮮の兵士が脱北したのは今年に入って3人目。

銃撃された男性の主治医は22日に開いた別の記者会見で、男性が複数回の手術を受けて意識を回復したことを明らかにした。しかしまだ治療が必要な状態だとしている。

医師団は先週の時点で、男性は臀部や腕、肩、膝などに5発の銃弾を浴びていると発表。腸が破裂した部分からは最大で体長27センチの寄生虫が見つかったといい、北朝鮮軍の栄養状態の悪さの表れかもしれないと指摘している。

メールマガジン

[PR]