秘密の国の中心へ――CNNが旅した北朝鮮<5> 平壌でスマホを買う

(CNN) 多くの人がニュースで目にする北朝鮮は、首都・平壌だ。

前回「秘密の国の中心へ――CNNが旅した北朝鮮<4> 農業と偽ニュース」はこちら

平壌は北朝鮮の顔であり、最も信頼され特権を持つ市民の故郷でもある。団結と力を誇示するための膝を伸ばし胸を張った行進が、数十万とはいわないまでも、数万人によって完璧に実行される場所。これは、とてつもない見もので、強制的な練習に数えきれないほどの時間を費やして出来上がったものなのかもしれない。

平壌では毎朝、仕事に励むよう市民たちを鼓舞するために女性たちが旗を振る。もし、あなたが平壌に住む300万人の1人なら、規律と献身と革命の情熱が求められる。

ここ数年、野心的な新しい建設プロジェクトがいくつも進められている。未来的な建物や高層ビルなど、すべてに金正恩委員長自身が携わっている。

黎明通りで、北朝鮮版の「アップル・ストア」が見つかった。ブランド名は「アリラン」。有名な朝鮮民謡から名付けられた。店舗責任者によれば、3社ある北朝鮮の携帯電話メーカーの中で最も売れ行きが良いという。

店舗責任者によれば、アリランはここではよく知られたデザイナーブランドだという。350米ドルあまりと、たしかに高価だ。これを購入する人たちの金銭的余裕について尋ねてみた。生活水準が向上しているのだという。実際にこうしたものを購入するだけの金銭的余裕についての明確な説明はなかった。

北朝鮮の人々の平均収入は、年1000~2000ドルで、1日当たり約3~5ドルだが、平壌の拡大する消費者階級にとって生活は向上しつつある。韓国の中央銀行による試算によれば、北朝鮮経済は2016年、約4%の成長を見せた。

もしかしたら、多くの人々がスマートフォンやタブレット端末、Hi―Fiスピーカー、ハイビジョンテレビを購入するところを目にしたのは、そのせいかもしれない。

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