中国主席の特使、17日に訪朝へ 核問題協議か

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中国政府の高官が17日に北朝鮮を訪問するという

中国政府の高官が17日に北朝鮮を訪問するという

(CNN) 中国の国営新華社通信は15日、中国共産党の宋濤・対外連絡部長が習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)の特使として北朝鮮を訪問する、と報じた。訪朝は17日の予定。

中国高官が北朝鮮を訪れるのは今年初めて。新華社によると、同部長は北朝鮮の朝鮮労働党側に中国共産党が今年10月に開催した党大会の結果を報告すると伝えた。

宋氏の訪朝で北朝鮮の核開発問題が議題に上る可能性は強いとの見方が出ている。ただ、専門家らは核危機の早急な解決は期待薄とし、中朝間の関係改善へ向けた1歩に過ぎないとの見方を示した。中朝関係は中国が核問題に絡め北朝鮮に経済制裁を打ち出したことなどから冷却化している。

習主席と金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長との間の意思疎通の改善が主要目的との指摘もある。宋部長が訪朝で金委員長と会えれば北朝鮮が中国との関係改善を望む強いメッセージとなるが、会見が実現すれば驚きとの受け止め方もある。

トランプ米大統領は先に13日間にわたるアジア諸国歴訪を終えた。大統領は北朝鮮問題に関連し、より多くの外交手段を促し中国に事態打開へ向けた一層の努力を求めるなどした。

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