香港裁判所、「雨傘運動」指導者2人の保釈認める

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「雨傘運動」を主導した黄之鋒氏(中央)と羅冠聰氏(左)が保釈された

「雨傘運動」を主導した黄之鋒氏(中央)と羅冠聰氏(左)が保釈された

香港(CNN) 香港の裁判所は24日、2014年の大規模な民主化運動「雨傘運動」で中心的な役割を果たしたとして実刑判決を下した黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(20)と羅冠聰(ネイサン・ロー)氏(24)を保釈するよう命じた。両氏の結成した政党「デモシスト」が確認した。

黄氏と羅氏は8月、周永康(アレックス・チョウ)氏(27)とともに禁錮6~8カ月の実刑判決を受けた。香港では同月、判決に抗議する人々が数万人規模のデモを行った。

デモシストの声明によれば、黄氏と羅氏は刑期をめぐって上訴中。今回2人で5万香港ドル(約73万円)の保釈金を支払って釈放された。週1回の警察への出頭が義務付けられるほか、上訴が行われる来月7日まで香港域外に出ることはできない。

周氏は保釈の申請を行わなかった。

羅氏は昨年の香港立法会選挙で当選し、史上最年少の議員となったものの、議会での宣誓で中国共産党政府に抗議したことが「不誠実」とみなされ、裁判所から議員資格を剥奪(はくだつ)された。

香港では3カ月以上収監されると5年間は選挙に立候補できなくなる。昨年の時点では被選挙権年齢に達しておらず来年5月に予定されている補欠選挙に出馬するとみられていた黄氏についても、現段階で立候補の望みは絶たれた形となっている。

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