日本は移民なしで生き残れるか<3> 現場の声は

解体作業に従事するクルド人の男性

解体作業に従事するクルド人の男性

(CNN) 2016年の難民申請件数は前年から44%増加し、国別ではインドネシア、ネパール、フィリピンが申請者の多い上位3カ国だ。

前回「日本は移民なしで生き残れるか<2> 閉ざされた扉」はこちら

難民政策の専門家で、法務省出入国管理政策懇談会の委員を務める滝澤三郎氏によると、2010年の法改正で難民申請者を装った経済移民が増加したという。日本が低技能労働者を受け入れないので、東南アジア諸国出身の多くの人々は、難民申請以外に労働目的で来日する手段がないのが現状、と滝澤氏は語る。

今年5月、東京入国管理局の収容施設に収容されていた数十人の難民申請者が、2週間のハンガーストライキを行った。彼らは、難民認定申請の処理に時間がかかる官僚制度に業を煮やし、再三にわたる拘束の中止や、より実行可能な就労ビザの入手手段を求めた。

解体業者で働く亡命希望のクルド人男性(25)も、そうした制度にとらわれることがどんなものか知っている。

この男性は、トルコでの紛争を避け、2012年に来日した。収容センターで過ごしたこともあり、難民申請が通るのを待っている。

就労のための法律上の権利は持っていないが、草の根のグループからの支援や、埼玉県を拠点とする約1400人のクルド人コミュニティーに頼ることはできる。言葉の問題はあるものの、日本人の同僚と働くことに支障はないという。

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