トランプ氏、マクロン仏大統領と会談 会見で渦中の長男擁護

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パリで行われた会談後、共同記者会見で握手を交わすマクロン氏(右)とトランプ氏

パリで行われた会談後、共同記者会見で握手を交わすマクロン氏(右)とトランプ氏

パリ(CNN) トランプ米大統領は13日、フランスの首都パリで同国のマクロン大統領と会談した。会談後の共同記者会見では、長男のトランプ・ジュニア氏が昨年の大統領選期間中にロシア人弁護士と面会していた件について、政治関係者であれば誰でも出席に応じた可能性がある通常の会合だとの見方を示し、ジュニア氏を強く擁護した。

トランプ氏はこの中で、「息子は素晴らしい若者だ。彼はロシア人の弁護士と面会した。政府の弁護士ではなく、ロシア人の弁護士だ」と言及。「短時間の面会だった。非常に速く進んだ」と述べた。

また「現実的な観点からみて、大半の人はあの面会に応じたのではないかと思う」と指摘。「面会からは何も起こらなかった」とも述べ、ジュニア氏の行動に不適切な点は一切なかったと強調した。

ジュニア氏が今週公表した一連のメールはこの弁護士について、「ロシア政府の弁護士」と形容。トランプ氏の当選を支援するロシア側の取り組みの一環を成す情報を持っているとしていた。

両大統領は会見に先立ち、シリア内戦やテロ対策などの安全保障問題を中心に長時間にわたる会談を行った。

トランプ氏は会見で、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の再交渉に前向きな姿勢を改めて表明。ただ、米国を同協定に再加盟させることにはこだわらない方針を重ねて示した。

一方マクロン氏は、同協定を支持する自身の姿勢は依然として揺るぎないとし、引き続きトランプ氏に再考を促していく考えを明らかにした。

テロ対策をめぐっては、トランプ氏は米仏両国が「罪のない人の命に対し戦争を仕掛けるテロ組織の深刻な脅威」に直面していると言及。ただ、両国は「こうした人類の敵に団結して立ち向かっている」とした。

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