マニラのカジノ強盗、現場で34人の遺体見つかる 窒息死か

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マニラのカジノ襲撃、現場の様子

(CNN) フィリピンの首都マニラにある複合施設「リゾート・ワールド・マニラ」内のカジノに銃で武装した強盗が入った事件で、地元当局は2日、施設内で少なくとも34人の遺体を発見したことを明らかにした。死因は火災の煙による窒息死とみられる。

同日未明に起きた事件では、容疑者の男1人が複数の遊戯用テーブルに火を放ち、スロットマシンやビデオ画面に向けて発砲した。ただし人に向けて発砲はしなかった模様だ。

駆け付けた警察によれば、容疑者はその後、部屋で焼身自殺したという。施設の利用客はパニックとなり、建物から逃げ出す際に30人ほどが負傷したが、当初は死者は出ていないと報じられていた。

地元消防局は見つかった遺体について、射殺された形跡はないと説明。遺体の状態から煙にまかれて窒息した可能性を示唆した。

事件現場にいた従業員は、覆面をして銃を持った男が建物の2階で発砲を始めると、利用客や従業員数百人がいっせいに建物から外へと逃げ出したと証言した。

容疑者の男は部屋を物色し、計1億1300万ペソ(約2億6000万円)相当のギャンブル用のチップを盗んだという。チップは警察が回収した。

リゾート・ワールド・マニラは、ショッピングセンター、カジノ、ホテル、レストラン、一般住居などを擁する大型施設。

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