混乱続くベネズエラ、反政府デモの死者が48人に

反政府デモに巻き込まれて死亡した少年の葬儀を営む遺族

反政府デモに巻き込まれて死亡した少年の葬儀を営む遺族

(CNN) 政権に反発するデモ隊と治安部隊の衝突が連日続いている南米のベネズエラで、デモに関連した死者数が22日までに48人に上っていることが分かった。司法当局が明らかにした。

20日には首都カラカスの幹線道路に数百人のデモ隊が繰り出し、選挙の実施を求めるメッセージなどを掲げて行進した。野党のリーダーはツイッターで、治安部隊との衝突を繰り返しながらもデモが50日にわたって続いているとコメント。「我々は恐怖を勇気と強さに変えた」と強調した。

反政府デモ隊はマドゥロ大統領の辞任と新たな選挙の実施を求めている。ベネズエラでは3月、大統領派が多数を占める最高裁が議会からすべての権限を剥奪(はくだつ)する決定を下した。これは撤回されたものの、野党党首らはその後、独裁色を強めつつあるとしてマドゥロ大統領とその支持者たちとの対決姿勢を鮮明にしている。

20日のデモは参加者と警官隊の衝突を受け、催涙ガスや火炎瓶が乱れ飛ぶ暴力的なものとなった。小規模の爆発が起き、戦車も投入された。デモの様子をとらえた映像には、けが人を救急車へと運ぶ医療関係者の姿が映っている。

デモに関連した負傷者の数について、司法当局は20日にこれまでで950人を超えたと発表した。死者数は48人に上り、その中には10代の少年も含まれている。

一方、米フロリダ州マイアミでは中南米系の人々が20日に集会を開き、ベネズエラとキューバの「独裁」に対する抗議の声を上げた。

参加者の1人は「トランプ米大統領には、ベネズエラからの石油の禁輸措置を取ってもらいたい。マドゥロ大統領に対してだけでなく、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長に対する意思表示にもなるだろう」と述べた。

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