チェコ動物園、サイ21頭の角を切断 密猟対策で

麻酔剤を投与したサイの角を獣医がチェーンソーで切断

麻酔剤を投与したサイの角を獣医がチェーンソーで切断

(CNN) 東欧チェコ北部にあるドブール・クラーロベ動物園は23日までに、密猟対策として同園で飼育されるサイ21頭全ての個体の角を切断する措置を開始した。

フランス・パリのトワリー動物園内で2週間前、何者かが侵入して4歳のミナミシロサイ1頭を撃ち殺し、角をチェーンソーで切って奪った事件を受けた防護措置。

ドブール・クラーロベ動物園での対策は20日から開始され、麻酔剤を投与して獣医が処置した。同園の幹部はCNNの取材に「サイが角を持つのは自然なことだが、リスクを減じるために必要な措置」と指摘し、「髪の毛や爪などと同じケラチンという成分で出来ている角の切断はサイを傷付けない」などとも強調した。

また、園長は人工的な角の切断には合併症の危険が伴うとして今回の判断を下すのは難しかったとする声明を発表。その上で、角をなくすのは死なせるより良い選択肢と付け加えた。

世界で観察される5種類のサイは全て絶滅の危機リストに載せられている。サイの角には薬効があるとの通念が一部地域で流布していることが背景要因となっている。角の闇市場では金(きん)やダイヤモンド、コカインより高値を呼ぶともされる。

サイの密猟がはびこっているとされるアフリカの公園や動物保護区でも人工的な角切断の処置が行われており、パリの動物園での事件を受け、ベルギーの動物園もサイ3頭の角の切除に踏み切った。

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