核シェルターで大麻草数千本を栽培、1.4億円相当 英

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核シェルターの中で栽培されていた大量の大麻草=ウィルトシャー州警察

核シェルターの中で栽培されていた大量の大麻草=ウィルトシャー州警察

(CNN) 英警察は23日、イングランド南部ウィルトシャー州にある核シェルターを捜索して大規模な大麻草栽培施設を発見し、容疑者6人を逮捕したと発表した。押収した大麻草の時価は100万ポンド(約1億4000万円)相当以上と推定している。

この地下核シェルターは1980年代、核兵器による攻撃を想定して政府当局者や地元の有力者を避難させる目的で設置された。英国防省が手放した後も、シェルターは手つかずの状態で残され、核爆発から内部を守る扉もそのままだった。

警察は、同シェルターが何者かに使われているという通報を受けて外で待ち伏せ、中から出て来た3人を拘束。その鍵を使って中に入り、さらに3人を逮捕した。内部では何千本もの大麻草が栽培されていたといい、逮捕された容疑者が管理していたと見られる。

シェルターの構内には2つの階に分かれて約20の部屋があり、それぞれの部屋の広さは幅60メートル、奥行き21メートルほど。ほぼ全室が大麻草の栽培用に改装されていて、これまでに大量に収穫していた形跡があったという。

捜査当局者は「まだ捜査は始まったばかりで、内部に一体どれくらいの大麻草があるのか分からない。しかし数百本ではなく数千本規模になると思う」と話している。

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