ウクライナ東部で戦闘再燃、死傷者も

2017.02.02 Thu posted at 19:01 JST

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(CNN) ウクライナ東部で停戦維持任務に当たる欧州安保協力機構(OSCE)は2日までに、同地域でのウクライナ軍と親ロシア派武装勢力の間の戦闘が激化し、先月29日から30日夕にかけての停戦合意違反の件数は以前の24時間に比べ増加したと報告した。

ウクライナ外務省は、同国東部ドネツク、ルガンスク両州の炭田地帯であるドンバスでの軍兵士の死亡者は2日間で8人に達したと発表。少なくとも兵士26人が負傷した。

「ロシアの占領軍は前線地帯で砲門、迫撃砲や戦車など動員可能な兵器全てを使っている。これらの兵器使用は停戦を定めたミンスク合意で禁じられている」と非難した。

一方、ロシア外務省もドンバス地域での状況が悪化しているとする懸念を表明。ウクライナ軍はドネツク郊外などで自衛勢力が押さえる陣地制圧のため大規模な攻撃を仕掛け続けていると指摘。大型砲門や多数のロケット弾を含む重火器を多用し居住地域を攻撃していると批判した。

声明はまた、民間人の犠牲者が出ているとし、給水場や化学工場が停電、鉱山労働者の安否も脅かされていると主張。人道危機や環境破壊が起こる恐れがあるともした。

ウクライナ東部の戦闘多発の事態を受け、国連安全保障理事会はミンスク合意で禁止された兵器使用を非難し、両当事者に停戦順守を求めた。米国務省も、ウクライナ東部のアウディフカ、ヤシヌバタ両市周辺における最近の暴力多発を極めて憂慮するとの声明を出した。

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