米巡洋艦が浅瀬に接触、東京湾に油が流出

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巡洋艦「アンティータム」

巡洋艦「アンティータム」

(CNN) 米海軍のタイコンデロガ級誘導ミサイル巡洋艦「アンティータム」が横須賀沖の東京湾で浅瀬に接触する事故を起こし、プロペラが損傷して油圧オイルが海上に流出した。

事故は1月31日、東京湾で停泊中に発生した。米国や日本の人員に負傷者は出なかったが、最大で1100ガロン(約4164リットル)の油が流出し、環境への影響が懸念されている。

米海軍は、日本政府や海上保安庁と協力して対応に当たり、環境への影響を最低限に抑えるためにあらゆる手段を講じると説明。船舶を出して沿岸付近で油の兆候を調べ、発見されれば即座に除去作業を開始すると表明した。

事故を起こしたアンティータムはタグボートに曳航(えいこう)されて米軍横須賀基地に戻り、点検を行って油の流出が止まったことを確認したとしている。損傷の程度についても点検を進めている。

アンティータムは全長約173メートル。1987年に就航し、米海軍の太平洋艦隊に配備された。

タイコンデロガ級巡洋艦は対潜水艦、対弾道ミサイル防衛などの能力を備えた戦闘艦で、米海軍は現在22隻を保有する。35年の耐用年数に到達させるため、多くは近代化が図られる見通し。

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