米誌表紙飾ったアフガン女性、パキスタンで逮捕

1984年に撮影された「アフガンの少女」=スティーブ・マッカリー氏提供

1984年に撮影された「アフガンの少女」=スティーブ・マッカリー氏提供

パキスタン・イスラマバード(CNN) 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などは27日までに、米誌ナショナル・ジオグラフィックの表紙を飾り世界的な評判を呼んだ写真「アフガンの少女」の被写体となったアフガニスタン人女性がパキスタン・ペシャワルで逮捕されたことを明らかにした。

逮捕されたのはシャーバート・グーラーさんで、偽造文書と不法滞在の容疑に問われている。グーラーさんは40歳代。パキスタン・カラチの人権問題担当の弁護士によると、有罪が確定した場合、最大で禁錮14年の刑か国外送還になる可能性がある。

同写真はグーラーさんが12歳の時に撮影されたもので、鮮やかな緑色の目でカメラを見据える表情をとらえていた。旧ソ連によるアフガン侵攻を受け、苦難を強いられていたアフガン難民を象徴する1枚と評価されていた。撮影場所はペシャワルのアフガン難民キャンプだった。

撮影したのはスティーブ・マッカリー氏で、今回の逮捕に強く反発する声明を発表。「彼女の生涯は受難の連続だった。この中での逮捕は目に余る人権侵害」と指弾した。グーラーさんを法律面や金銭的に援助する決意も示した。

グーラーさんは昨年も同様の容疑で逮捕されていたが、その後釈放されていた。

UNHCRのパキスタン事務所当局者はグーラーさんは難民として登録されていないため今回の逮捕に介入出来ないとの立場を説明。未登録の難民らの支援に当たる国際移住機関(IOM)は、逮捕は国内のアフガン難民を帰還させる要求が高まるパキスタンの国内事情を反映していると述べた。

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