ロシア爆撃機、イラン基地から初の出撃 シリア空爆で

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ロシアはシリア内戦でアサド政権の存続を狙い、空爆でシリア軍が失った拠点奪回を支援している。ロシアは空爆の標的はISISなどの過激派と主張しているが、米政府は爆撃の多くは米国が肩入れする反政府派の拠点に加えられていると反論している。

米国のケリー国務長官は最近、ロシアとアサド大統領が戦術を変えず米欧やアラブのパートナー国がてこ入れする穏健派の反政府派への攻撃を続けるなら、反政府派への武器供給を拡大する新たな方針も警告していた。

この中で米国務省のトナー報道官は16日、ロシア爆撃機によるハメダン空軍基地使用はイランへの戦闘用航空機の移動を禁じる国連決議2231号に違反する可能性があると記者団に表明。これに対しロシアのラブロフ外相は同国による同決議違反を疑う理由はないとし、イランに対する軍用機の供与、販売や移動は起きていないと主張した。

トナー報道官によると、同決議はイラン内やイランに代わる形態での戦闘用航空機の使用を禁じている。決議の文面は非常に含意に満ちたものと指摘しながらも、ロシア軍爆撃機の今回の出動はイランはアサド政権を支持していることからイランに代わって空爆を実施したと受け止めることは可能としている。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]