「ポーランドの強制収容所」、事実歪める 政府が表現に処罰法案

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ナチス占領下のポーランドに建てられたアウシュビッツ強制収容所の跡地

ナチス占領下のポーランドに建てられたアウシュビッツ強制収容所の跡地

(CNN) ポーランド政府はこのほど、ナチス・ドイツが国内に建てた収容所について「ポーランドの強制収容所」「ポーランドの絶滅収容所」「ポーランドの死の収容所」といった表現を使った者を3年以下の禁錮刑に処す法案を閣議決定した。

ポーランドのジョブロ司法相は声明を出し、新法の下では「事実に反して公に、ポーランドという国家がドイツの第3帝国による犯罪に加担し、責任もしくは共同責任をもつかのように発言すれば刑事責任を問われることになる」と述べた。

新法に違反した場合、罰金もしくは3年以下の禁錮刑の対象となる。故意でない発言についても逮捕・罰金の対象となるという。

ポーランドは第2次世界大戦中にナチス・ドイツに占領された。数百万人の市民が命を落としたが、米ホロコースト記念博物館によれば、このうち300万人はホロコースト(ユダヤ人大虐殺)で殺されたユダヤ人だ。

ポーランド政府はこれまでも、占領下のポーランドでナチスが設立した収容所についてメディアや政治家が「ポーランドの収容所」と表現するたびに訂正を求めてきた。単に所在地を示すためだけに「ポーランドの」という表現が使われた場合でも、ホロコーストに対する責任がポーランドにあるような印象を与えるとして異議を唱えている。

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