「万里の長城」のれんが窃盗に新たな対策 中国

万里の長城のれんが窃盗が問題に

万里の長城のれんが窃盗が問題に

(CNN) 中国政府は4日までに、「万里の長城」でれんが窃盗などの人為的破壊が目に余るとしてこれを阻止する新たな対策に着手した。国営新華社通信が報じた。

れんがなどは民家の建築用、農業目的や観光客への土産品として盗まれており、風、雨や砂嵐などによる風化被害をさらに悪化させるものとなっている。同通信によると、新たな対策には現場調査、定期点検や窃盗目撃などの住民が通報出来るホットライン開設が盛り込まれた。

中国政府の国家文物局は今年、新たな対策の輪郭を発表していた。しかし、男1人が長城の壁を蹴り(け)つけるなどする破壊行為をとらえたビデオ映像がソーシャルメディア上に掲載されて注目を集め、問題への早急な取り組みが必要な状況にあることを浮き彫りにしていた。

公式データによると、明王朝時代(1368~1644年)に建設された長城の部分の約30%が既に消滅しており、保存状態が良いのは10%以下ともされる。万里の長城の保存団体の幹部は昨年、CNNの取材に「巨大な構造物だけに保存や修復の作業はより困難な状況にある」と説明していた。

中国北部から伸びる長城の総延長は約2万1000キロ。王朝を外敵の侵入から守るのが目的で、一部の建設は紀元前3世紀から始まったとされる。

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