タイ王室への不敬罪容疑で米大使の捜査開始

(CNN) タイ地元紙バンコク・ポストなどは10日までに、米国のグリン・デービース駐タイ大使の発言がタイ王室への名誉毀損(きそん)などを禁じる「不敬罪」に抵触した可能性があるとして地元警察が捜査を開始したと報じた。

大使の発言はバンコクにある外国特派員協会で先月25日の講演の際に示されたもので、同罪違反で適用される刑期に言及したとされている。

米国務省は記者会見で大使の言動に絡むタイ警察の捜査開始の報道は承知していると指摘。カービー同省報道官は、米政府はタイ王室に対して最大の敬意を抱いていると述べた。また、デービース大使は表現の自由に対する米国の長年の政策を繰り返したとも語った。

バンコク・ポスト紙は外国特派員協会がある地区を管轄する警察当局者の話を引用し、捜査は現在正式なものではなく情報収集や事実確認の段階にあると報道。大使の発言が不敬罪に該当すると判断したら正式な捜査を開始するとも伝えた。

外国特派員協会の会長は9日、CNNへの声明で警察側は同協会に正式捜査を進める上での支援を要請してきたと指摘。この捜査は大使の言動が不敬罪違反に相当するかどうかのもので協会は警察当局に協力するとしている。

同紙によると、大使の発言内容が伝わった後、米大使館近くでは愛国主義者らによる抗議行動が起きた。デービース氏は今年9月、大使に就任したばかりだった。

ヒューマン・ライツ・ウオッチなどの国際人権団体はタイ王室への名誉毀損、侮辱や威嚇を罰する不敬罪は厳しすぎるなどとしてタイを再三非難している。

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