トルコ総選挙、与党が予想外の圧勝

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10月に首都アンカラで起きた自爆テロでは100人以上が死亡した

10月に首都アンカラで起きた自爆テロでは100人以上が死亡した

エルドアン氏が結成したAKPは12年以上にわたり単独与党として政権を運営していたが、今年6月の総選挙で過半数割れとなり、野党との連立協議も決裂していた。今回の再選挙も、事前の世論調査や専門家の予想では同様の結果に終わるとの見方が強かった。

同国では10月、首都アンカラ中心部で過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」による自爆テロが発生。政府とクルド系非合法武装組織、クルディスタン労働党(PKK)による衝突の終結を求めていた集会の参加者ら100人以上が死亡した。これを受けて政府の治安態勢を批判する声が強まり、与野党の対立が深刻化していた。

総選挙がAKPの圧勝に終わったとはいえ、PKKへの対応やシリア内戦をめぐる外交政策については意見の対立が続いている。トルコ次期政権にとって、内戦の危機をどう回避するかが最大の課題になると、専門家らは指摘している。

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