植物版「ノアの箱舟」から種子を移送 シリア内戦で研究頓挫

北極圏に立つ植物版「ノアの箱舟」

ノルウェー領スバルバール諸島(CNN) 世界各地の農作物の種子を集め、絶滅の危機に備えて保管している北極圏の貯蔵庫から、このほど初めて本格的なサンプルの取り出しが行われた。穀物の品種開発に取り組んでいたシリアの研究施設が戦火にさらされ、場所を移して研究をやり直すことになったためだ。

植物版「ノアの箱舟」ともいえる「スバルバール世界種子貯蔵庫」は2008年に北極圏の山腹に開設され、ノルウェー政府が運営にあたってきた。将来起こり得る地球規模の自然災害などに備え、世界のあらゆる種子を保管している。

その貯蔵庫から種子を取り出す日は、意外に早くやってきた。きっかけとなったのは災害ではなく、戦争という人為的な出来事だった。

シリア北部アレッポでは国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)が何十年も前から、干ばつや暑さに強い小麦の品種開発を進めていた。しかし近年、内戦の激化とともに研究の継続が困難になった。

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