ロシア、シリアで地上軍増強か NATO事務総長が懸念表明

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NATOのストルテンベルグ事務総長。ロシア軍のシリア情勢介入に懸念を示した

NATOのストルテンベルグ事務総長。ロシア軍のシリア情勢介入に懸念を示した

また、ロシア軍の主な関心はISIS以外のところにあるのではないかと疑問を投げ掛け、「ISISではなくシリアの反体制派や民間人が標的になっているとの懸念を抱いている」と述べた。

米国防当局者らによると、ロシアは最近、反体制派の活動地域であるシリア西部へ地上部隊と兵器を送り込んでいるとみられる。

これに対してロシア当局者らは、戦力の増強を否定。シリアで地上作戦を実行する計画はないと主張している。

ストルテンベルグ氏は「ニューヨークで先週、ロシアのラブロフ外相とシリア情勢について話し合った。ロシアに対し、ISIS掃討へ向けて建設的、協力的な役割を果たすこと、シリア内戦の政治的解決を目指すことを求めた」と語った。

シリアでは国営メディアが軍情報筋の話として、政府軍とロシア軍が同国中部の古代都市遺跡に近いパルミラ市街でISISの拠点を空爆したと伝えた。しかしロシア国防省の報道官はパルミラ空爆を否定するなど、情報が交錯している。

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