(CNN) CNNは4日、北朝鮮へ不法入国して拘束された韓国人学生、チュ・ウォンムン氏(21)に単独でインタビューした。チュ氏は不法行為を認めたうえで、「南北関係に良い影響を与えられると思った」と話した。
CNNの取材班は2日に北朝鮮に入り、チュ氏への取材を当局に要請していた。4日夜に当局から通知があり、平壌市内のホテルでインタビューが実現した。
チュ氏はリラックスした表情で会議室へ入ってきた。重罪に問われる可能性を気にかける様子はなく、「どんな罰でも受ける」と語った。
同氏はソウル生まれで、2001年に家族とともに渡米した。米国の永住権を持ち、ニューヨーク大学に在籍している。
1学期間の休暇を取って米国を横断し、カリフォルニア州で仕事を見つけようと思ったが失敗。今年2月に「好奇心で」北朝鮮入りを思い立ってから、「ずっとそのことばかり考えていた」という。